ごみを拾うなど路上周辺の清掃に取り組む参加者ら
大島支庁や市、建設業ら
道路月間、市内で一斉清掃
県大島支庁や奄美市、建設業関連団体などは31日、8月の道路ふれあい月間を前に市内道路で「清掃活動」に一斉に取り組んだ。参加者らは、奄美・沖縄の世界自然遺産登録決定を受けて街の道をきれいにしようと、道路沿いの環境美化作業に汗を流した。
県大島支庁では「道の日・世界自然遺産奄美群島クリーンアップ作戦」と題し、ごみ拾い作業を展開。行政職員や建設・建築業関連団体、地域女性団体など約200人が参加した。
庁舎前で行われた出発式では、印南百合子大島支庁長が世界自然遺産登録の決定を念頭に「島は喜びに満ちあふれている。豊かな自然を守るため、川や海につながる道路をきれいにしていくことはこれまで以上に重要になる」とあいさつした。
参加者らは、奄美建設業協会提供のそろいの黄色いタオルに身を包み、担当エリアへと移動。市街地を中心に、西は朝仁トンネル、東は浦上農業試験場、南は真名津県職員公舎まで、国道や県道などに落ちているごみを丹念に拾い集めた。
奄美市では、名瀬、笠利、住用の3地区で、市道沿いの街路樹せん定を実施。汗を流した参加者からは「ごみは以外と少なく、見つける方が大変だった」などの声も聞かれた。