ヘルシー改め健者チャレンジ

宇検村の職員が見守るなか、体重測定を行った元山村長(提供写真)

宇検村今年も始動 自粛期間も健康体で

 コロナ禍の自粛期間の健康管理をゲーム感覚で楽しんでもらおうと、宇検村が昨年実施した企画が、今年も始動した。今回は、奄美大島に伝わる妖怪ケンムンにちなんで「健者=けんむん=チャレンジ」と銘打って実施。同村保健福祉課は「運動教室や村民体育大会の中止など、運動の機会が減っているので、自宅でできる体づくりに取り組んでもらえたら」と呼び掛けている。

 同企画は昨年「ヘルシーチャレンジ」として実施したもので、内容に大きな違いはない。2種類のコース▽脂肪買取▽ヘルシー記録―に分かれ、参加者がどちらかを選択する。脂肪買取コースは、500グラムの体重減量につき500円分の商品券(村内で使用可、上限3000円)を贈呈。ヘルシー記録コースは、今月1日から11月末日までの体重と食事の記録を提出すると、一律2000円分の商品券が交付される。

 同課によると、今年は70人ほどの参加者がいるといい、途中参加も受け入れている。

 今月1日には同村役場で簡易的な開幕式を実施。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため職員のみ参加した。

 同日は村民を代表して元山公知村長が公開体重測定を実施。元山村長は前回、脂肪買取コースに挑戦。2㌔の減量に成功したものの、筋肉の減少量が体重減少量を上回ったため無効となったという。「これ以上の体重減量は厳しい…」と苦笑いしつつ、「必ず成功させる」と意気込んだ。参加する村民には「ストレス発散もかね、自分のペースで運動に取り組んで」とエールを送った。