県内91人、奄美市は最多19人

新型コロナ 奄美中央病院クラスター16人

 県は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに91人確認されたと発表した。4日連続で1日の感染者数が100人を下回った。一方、奄美市では1日の感染者としては最多の19人が感染、鹿児島市に次いで多かった。奄美群島全体では4市町で27人の感染が確認された。うち、奄美市の奄美中央病院のクラスター(感染者集団)が16人、徳之島町の徳之島徳洲会病院のクラスターが1人、同町の飲食店クラスターが2人だった。また、感染者2人の死亡を発表。県内の死者は計49人となった。

 奄美関連の新規感染者は、奄美市19人(10代~90歳以上男女)▽龍郷町2人(70代~90歳以上男女)▽徳之島町4人(10代~80代男女)▽伊仙町2人(10代男女)。

 奄美中央病院のクラスターによる感染者は、奄美市15人、龍郷町1人で、同クラスターの感染者は計39人となった。また、同病院はホームページで、2日現在、患者28人と職員12人の計40人の感染を明らかにしている。

 徳之島徳洲会病院のクラスターによる感染者は、徳之島町の1人で同クラスターの感染者は計74人。同町の飲食店のクラスター感染者は伊仙町の2人で、同クラスターの感染者は計48人となった。

 奄美関連のほかに感染が確認されたのは、鹿児島市36人、日置市と霧島市がそれぞれ4人、出水市と薩摩川内市、姶良市、大崎町が各3人、鹿屋市2人、枕崎市、志布志市、伊佐市、さつま町、東串良町がそれぞれ1人。県外在住1人。

 県確認の55人のうち感染経路が不明なのは、奄美市の1人を含む計8人。県内の累計感染者数は計8292人。1日現在、341人(前日比15人減)が医療機関に入院、うち重症者は6人。宿泊施設の療養者は403人(同25人減)。自宅待機者は565人(同76人減)となった。