奄美市14人、大和村1人

県内96人、大崎町事業所でクラスター
新型コロナ

 県は1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに96人確認したと発表した。1日の感染者が100人を下回ったのは3日連続。奄美関連は奄美市14人、大和村1人の15人で、うち奄美市7人が奄美中央病院のクラスター(感染者集団)関連で累計は23人になった。また大崎町の事業所ではこれまでに18人が感染したとして、県内65例目のクラスターに認定した。

 県によると奄美関連の感染者は、奄美市が10歳未満~80代男女の14人、大和村は70代男性1人。うち奄美市40代~80代男女7人が奄美中央病院のクラスター関連だった。

 奄美市14人のうち、10人が発熱や倦怠感などの症状を訴えており、7人が医療機関に入院し7人が自宅待機。大和村の男性については、詳細はわかっていない。

 なお大崎町の事業所では、接触者が特定できているとして企業名は公表していない。感染拡大は、更衣室での換気や一部関係者のマスク着用が不十分だったという。

 また県は、医療機関に入院中の患者3人が亡くなったと発表。県内の死者は計47人になった。

 この日はこの他、鹿児島市44人、鹿屋市9人、伊佐市6人、姶良市と大崎町各5人、薩摩川内市4人、いちき串木野市3人などの新規感染者を確認した。

 県内の累計患者数は8201人で、31日現在356人が医療機関に入院しており、うち6人が重症で94人が中等症。宿泊施設の入所者は428人で、641人が自宅待機になっている。