海保の活動伝えて16年

通算60号の記念号を手に阿久根さん

奄美海保便り 祝60号達成、記念号発行

海上保安協会奄美支部が発行する季刊情報誌『奄美海上保安部便り』が今年16年目を迎え、通算60号を達成した。記念号では朝山毅奄美市長が祝いの言葉を寄せ、同保安部庁舎の変遷なども増ページで紹介。今年8月に着任した同管理課総務係の阿久根佳美さんをはじめ編集スタッフらは「これからも島民の安全安心につながるよう、丁寧な情報発信を続けていきたい」と意気込んでいる。

同誌は同保安部独自に発行する情報誌で、海上での活動や取り組みを島民に知らせていこうと2005年に創刊。大田勝太郎次長を編集長に1、4、7、10月の年4回発行。発行部数は227部で、管内12自治体や同協支部会員、管内高校などへ配布している。

記念号では、朝山市長が寄稿し「外海離島である奄美群島での救護活動は群島民の心の支えである」とエール。全国71の海上保安部で唯一制作された「海上保安部の唄」、庁舎の開設時から現在に至るまでの移り変わりなどを特集した。

このほか誌面では、巡視船での訓練や海での事故や出来事、啓発活動なども紹介。発行に携わる管理・警備救難担当の福丸輝裕次長は「事件・事故以外で、海上保安部の活動を知ることはあまりない。ホームページでも掲載しており、安全安心につながる情報も多い。これを機に一度読んでみて」と話した。