奄美新聞社を訪れた鴻巣水曜RCの井上さん(東京奄美会会長)、馬場さん、宮内会長、細野さん(左から)
埼玉県鴻巣市を拠点に活動する鴻巣水曜ロータリークラブ(RC)の宮内たけし会長(80)ら会員4人が25日、奄美新聞社を訪れ、来年5月に創立30周年を迎えるのを機に、奄美市の奄美RCと友好クラブとして交流を推進することなどを報告した。
一行は、宮内会長のほか、細野潤一さん(73)、馬場知行さん(72)、井上脩士さん(69)。23日に来島、島内を巡ったほか、25日に市内で行われた奄美RCの例会に参加した。初来島の宮内会長は「山の緑、海の青さ、すべてが美しく、やはり世界自然遺産の島だと感激した」と奄美大島の印象について語り、「縁あって奄美RCと交流を持つことができた。これからも相互に連携し、地域振興など奉仕活動できれば」と話した。また、音楽事務所を経営、作詞活動なども行っていることから「奄美RCの歌も手掛けてみたい」と今後の交流を楽しみにしていた。
両RCの交流は、徳之島町井之川出身で、鴻巣水曜RC理事の井上さんが10年ほど前に会員らと奄美を訪れたのがきっかけ。その後も機会あるごとに交流を図ってきたが、今回、同RCの創立30周年を機に、より交流を深めようと、宮内会長らの来島が実現した。
鴻巣市でクリニック院長も務める井上さんは、今月から東京奄美会の新会長に就任した。これまでも幾度となく来島しているという奄美の印象について、「あやまる岬や瀬戸内町の展望所からの眺めが特に素晴らしく、水平線や遠くに加計呂麻島の島影を望む光景は印象深かった。ふるさとの徳之島を近くに感じることもできた」と話し、「東京奄美会の会長としても、ふるさと奄美と様々な形でかかわることができればうれしい」と話した。