新型コロナ急拡大の奄美大島 病床使用率上昇
PCR検査希望増え
県は、新型コロナウイルスの感染者が急増する奄美大島に対し、無料PCR検査の実施を申請している島内の医療機関2施設を、1月半ばに登録する予定であることが9日、明らかになった。登録後、各施設で無料検査が受けられるようになる。詳細は、県ホームページで逐次更新される予定。
県くらし保健福祉部健康増進課によると、昨年12月21日から新型コロナウイルスの無料検査を実施する事業者を募集していたなか、今回同2施設から応募があったという。無料検査は、県内在住の無症状者が対象で、症状がある人は、医療機関の受診をするよう呼び掛けている。
また、PCR検査キットを奄美大島の各5市町村に送付済みで、内訳は奄美市に2000セット、龍郷町、瀬戸内町、大和村、宇検村にそれぞれ400セットの計3600セットが配布される。具体的な配布方法、時期などは、各自治体で決定する見通し。
併せて名瀬保健所に、6日に保健師を同福祉部から1人、7日には奄美市役所から2人の計3人を派遣している。技師も6日に同福祉部から1人派遣し、また、11日には連絡調整業務に県職員2人、健康観察業務に民間事業者1人の派遣を予定。計8人が県の応援派遣として同保健所の支援に入る。