台湾の観光事業者とオンライン商談会

オンライン商談会に臨む吉成大さん(奥)と西温子事務局長(手前)=知名町エラブココ=

ケイビングやダイビングPR
和泊町とおきのえらぶ島観光協

 【沖永良部】台湾の観光事業者に沖永良部島の魅力をPRしようと、和泊町とおきのえらぶ島観光協会は7日、鹿児島銀行によるオンライン商談会「鹿児島フェア@台湾」に参加した。現地の観光事業者26社に、観光アクティビティとして人気の高いケイビングやダイビングの面白さを伝えた。

 オンライン商談会は、アフターコロナに向けたインバウンドの誘致推進が目的。鹿児島銀行と地方創生に係る連携協定を結んでいる県内8自治体と台湾の観光事業者26社を招き、6、7日の2日間の日程で開催された。

 知名町エラブココに設けられた会場で、和泊町役場企画課の吉成大さんと観光協会の西温子事務局長がパソコンに向かい、島の特徴や特産品、グルメなどを説明。島の海については「透明度が高く、ダイビングをしているとウミガメと遭遇できる」「1~2月はホエールウォッチングの季節で、クジラがジャンプする姿が陸上にいても見える」と述べた。

 また、観光アクティビティとして国内外の観光客から人気が高まっているケイビングの様子を動画で紹介した。

 西さんは「インバウンドの入り込み客がまだまだ少ない。沖永良部島の魅力を知ってもらい、コロナが落ち着いたら旅行先の一つに選んでほしい」。吉成さんは「台湾には親日家が多く、コロナ後に日本に来てみたいと思っている人が多いという。沖永良部でしか体験できないコンテンツをPRして島の観光産業を盛り上げていきたい」と語った。