実験や工作楽しむ

音の伝わり方を見る実験に取り組む児童ら=知名町あしびの郷・ちな=

青少年のための科学の祭典 知名町

 【沖永良部】科学の面白さを伝える「青少年のための科学の祭典in知名」(知名町青少年育成連絡協議会主催)が30日、同町あしびの郷・ちなであった。親子連れらが訪れ、実験や工作を楽しんだ。

 島内の小中高校や警察、消防署など9団体が出展。会場には、12の実験・展示ブースが並んだ。

 参加した子ども達は、水蒸気が液体に変化する時の圧力変化で噴水を起こしたり、ムラサキキャベツを使って身の回りの液体のpHを確かめたりした。

 音の伝わり方を見る実験では、細かな粒が入った棒の先端から声を出すと、粒が波のように動く様子に、観客から歓声が上がった。

 このほか、指紋の採取体験やミツロウによる食品ラップ作り、最新救助工作車の資機材紹介などもあった。

 下平川小4年の木下誠喜さん(10)は「声を出したら粒が動いてびっくりした。実験は面白い」と話した。