大島高校野球部主力と控えに分かれ熱戦

主力組で先発した武田涼雅選手

初本塁打を打った大野稼頭央選手

ベンチ入りへ最後の紅白戦

第94回選抜高校野球大会の出場を決めた大島高校野球部は6日、選抜登録メンバーを決める最後の紅白戦を奄美市名瀬の運動公園市民球場で行った。保護者や報道陣が見守り、時折小雨も降る肌寒い天候の中、主力組と控え組に分かれ、約2時間に及ぶ熱戦を展開、ベンチ入りに向けアピールした。

出場決定後、選抜大会のベンチ入りメンバーを兼ねた紅白戦は3試合目。この日は、主力組の打順の入れ替えもあり、紅白戦は序盤から両チーム激しい打ち合いになった。主力組の守備の乱れもあったが、中盤以降は引き締まった試合を展開した。1番打者で出場した大野稼頭央選手は、右越え本塁打を放つなど好調さをアピールした。

控え組も攻守にわたり自身をアピール。仲間に向けて声を出し連係を図った。

試合終了後、塗木哲哉監督は「随所に良いプレーが出ていた。良い試合だった」と語った。

初本塁打を放ち、2イニングを投げた大野選手は「本塁打は気持ちよかった。投球は力感なく投げ、相手に速いなと思わせる投球を心掛けた。球種もチェンジアップなど試しながら投げた」と笑顔で話した。