真剣な表情で出品物を見比べる審査員ら=和泊町=
最優秀賞に輝いた有馬尚吾さんのキク
【沖永良部】2021年度和泊町切り花品評会(同実行委員会主催)が9日、同町防災拠点施設やすらぎ館であった。5部門108点の中から、有馬尚吾さんのキク(品種・舞風車)が最優秀賞に輝いた。
切り花栽培の技術向上を目的に毎年開催。各部門の出品数は、キク部門25点、ソリダゴ部門32点、テッポウユリ・オリエンタル部門18点、グラジオラス18点、その他15点。
新型コロナウイルスの影響で市場関係者は不参加。島内出荷団体の部会長らが、品種の特性や商品性の高さなど5項目で評価した。各部門の金賞の中から最優秀賞を決めた。
審査委員長を務めた県沖永良部事務所農業普及課の渡辺剛史技術専門員は「全体的に病害虫の影響が少なく品質の高い作品がそろった。最優秀賞に輝いたキクは、草姿が素晴らしくどこから見てもきれい」と評価。さらに「ユリ部門の金賞に選ばれたテッポウユリの品種の『凜』は露地で栽培できる。今後数量が増えるのを期待したい」と述べた。
最優秀賞以外の入賞者(敬称略)は次の通り。()内は品種名。
【キク】▽金=安田千晶(ダンテ)、安田龍夫(ポンパドール)▽銀=平山信一(和実ナミ)、葉棚清二(シューグレコ)、安田龍夫(セイカーク)▽銅=亘巧生(シューグレコ)、菅村睦美(ランタン)、田中米富(シューリニア)、野村サヨノ(セイヨーク)、安田龍夫(ダンテサーモン)
【ソリダゴ】▽金=名越等(タラ)、大南正彦(同)、新屋勇作(同)▽銀=名越真人(同)、大南靖代(同)、西村昇幸(同)▽銅=喜井俊就(同)、西村美穂子(同)、西村あおい(同)、西村りゅうき(同)、西田清二(同)
【テッポウユリ・オリエンタル】金▽東秀光(プチホルン)、伊地知浩一(凜)▽銀=藤井晃(ザンベジ)、伊地知浩一(ひのもと)▽銅=田浦季子(ビックタワー)、東寿光(シグナム)、伊地知浩一(プチホルン)、藤井晃(マスター)
【グラジオラス】金=菅村耕二(ソフィー)、新里剛男(オアシス)▽銀=菅村文江(ソフィー)、西村美穂子(同)▽銅=山本成孝(ノバラックス)、菅村美由紀(ソフィー)、菅村耕二(同)、藤井照仁(同)
【トルコギキョウ・その他洋花】▽金=東仁(ボレロホワイト)、池田鶴代(渚)▽銀=東正裕(スプリングモンロー)、川間宥幸(ボンボヤージュスイートピンク)▽銅=東敏江(渚)、久冨純一(スプリングモンロー)、久富ましろ(マカナライトピンク)、川間哉幸(渚ナガレ)