JAL会長が奄美市長表敬

安田市長を表敬訪問した、(左から)JALの植木会長と奄美アンバサダーの持木さん

大使就任など新事業展開へ「活性化に力尽くしたい」

日本航空(JAL)の植木義晴取締役会長が31日、奄美市役所で安田壮平市長を表敬訪問した。新年度から奄美担当の「ふるさとアンバサダー(大使)」を務める客室乗務員・持木絹代さん(30)の着任など、奄美群島で展開する新事業の計画を紹介。安田市長は「楽しみ。市としてもできる限り協力していきたい」と期待を寄せた。

来島は鹿児島空港50周年記念式典への参加に合わせたもので、植木会長の訪問は9年ぶり。鹿児島支店の久見木大介支店長ら5人が同行した。

植木会長は安田市長、東美佐夫副市長らと和やかに歓談し、新アンバサダーの就任や、未来に向けた地域密着型の持続的事業「奄美群島サスティナブルプロジェクト」を報告。昨年から取り組む、地域と共に関係人口拡大に寄与する「ビレッジプロジェクト」、島の生活を支える「ドローンプロジェクト」などについても計画を説明した。

奄美へ移住し、資源を生かした商品開発などに取り組む持木さんは、地域の課題解決に向けた企画提案が任務。「先輩たちが築いてきた知見を大切に、奄美を盛り上げるため一生懸命頑張りたい」と抱負を語った。

植木会長は「チャレンジ精神旺盛で、企画好き」と持木さんを紹介しつつ「奄美は1964年の東亜航空時代からのつき合い。離島を結ぶ生活路線を守るとともに、活性化に力を尽くしたい」と意欲を述べた。