5月の新川を彩る掲揚されたこいのぼり(4日、奄美市名瀬の新川)
8日「新川こどもまつり」に向けて
奄美市名瀬
5日の「こどもの日」を前に、奄美市名瀬の市街地を流れる「新川」上空に、約400匹のこいのぼりが掲揚されている。風薫る5月の空を舞うコイたちを前に、川沿いからのぞき込む児童の姿も見られ、道行く人たちの目を楽しませている。8日、3年ぶりに催される「第4回新川こどもまつり」に向け飾り付けられたもので、15日まで掲揚される。
こいのぼりは、奄美地区新川こどもまつり実行委員会(倉井則裕委員長)が例年、こどもの日にあわせて開催する「新川こどもまつり」に向け設置。昨年、一昨年と新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し同まつりが中止となるも、同川のこいのぼりの掲揚は継続し行われた。
同川に架かる上安勝橋から緑橋の間に飾り付けられ、▽たんぽぽ保育園▽たんぽぽ学童クラブ▽奄美小学校学童クラブ▽春日保育園▽平田保育園▽デイサービス和月▽奄美佳南園▽春日デイサービス▽配田が丘きょら会―が約330匹作成。また、4月29日にあった同委員会主催の「手作りこいのぼり教室」で作られた約60匹、その他寄贈を含む計400匹超が、今年の5月の新川を彩っている。
同委員会の渡嘉敷誠さんは「こいのぼりの掲揚は、約30年前から続いており、楽しみにしている住民が多い。地元の方々、子どもたちを元気にする地域の取り組みとして、今後も継続していきたい」と話した。