開局15周年、あまみエフエム

番組では街頭で手を振るなど、開局15周年の感謝を伝えた

街頭から感謝「島人のお陰」
永田橋交差点で生放送

 奄美大島のコミュニティーラジオ放送局「あまみエフエム・ディ!ウェイヴ!」は9日、開局15周年の感謝を伝える特別番組を放送した。渡陽子さんや東蘭さんといったお馴染みのパーソナリティーらが出演し、奄美市名瀬の永田橋交差点特設ブースから生中継。「15周年ありがとう。ここまで続けられたのは島の人のお陰」などと、街頭からリスナーやサポーターへ感謝の言葉を届けた。

 同局は2007年5月1日開局。同市屋仁川通りビル内のスタジオを拠点に、NPO法人ディが運営。周波数は77・7ヘルツで、奄美市、大和村を中心に奄美大島各地で放送。朝、昼、夕方の生放送のほか、市民参加型コンテンツなど、地域に密着した独自の番組づくりで長年親しまれてきた。

 生放送は、同交差点のカラオケボックス店前に特設ブースを設置し、午後5時の「ゆぶぃニングアワー」内でオンエア。街頭に立った渡さんは、道行くドライバーらへ手を振り「開局15周年。これからも清き一聴を」などとPR。東さんもゲストと番組を振り返るなど、謝意の思いを電波に乗せて発信した。

 ゲスト出演した安原ナスエさん(88)は、島口のアドバイザーなどとして10年以上前から度々出演。「ラジオをつけたら15周年と聴こえてきて駆け付けた。これからもますます頑張ってほしい」とエールを送った。

 麓憲吾代表理事は「初めは試行錯誤だったが、地元の多くの人に育てていただいたラジオ」と感謝。今後は「大勢の支援や協力に感謝し、これからも島心の深さがさらに伝わるような番組を作っていきたい」と誓いを新たに語った。