子どもサンシン・シマ唄講座

数々の民謡大会で入賞している(左から)平久美さん、福山幸司さんが登壇した(17日、奄美市民交流センター)

「島の宝を後世へ」
福山幸司さん・平久美さん登壇

 奄美市の生涯学習講座「子どもサンシン・シマ唄」(講師・本田廣喜さん)の第2回目「奄美の伝統文化・島唄~島の宝を後世へ継承する~」が17日、同市民交流センターであった。親子連れ約30人が参加。特別講師として、日本民謡協会奄美連合会北大島支部支部長・福山幸司さん(66)、同事務局長・平久美さん(70)が登壇。奄美の伝統・文化の継承に願いを込め、受講生の子どもたちにシマ唄を披露した。

 龍郷町でシマ唄と三線の教室「島んちゅ会」を開いている2人だが、この日は、福山さんが三線を担当し、平さんがシマ唄を披露。「朝花節」から始まり「行きゅんにゃ加那」は受講生たちも手拍子とともに参加。他にも全員で「島育ち」「六調」などを踊り、受講生の子どもたちは、奄美の伝統文化を教わるとともに、その魅力を堪能している様子だった。

 同市名瀬の岡洸士郎くん(9)は「唄い方が違っていた。すごかった」と感想を話した。

 平さんは「一緒に唄って踊ってくれて嬉しかった」と話し「講座に参加する機会を作ったご両親へ感謝を伝えてほしい」と子どもたちに呼び掛け、講座を締めた。