安田市長記者懇

農業支援目的に追加補正も
9月定例会への提案検討

 奄美市の安田壮平市長と奄美新聞など報道機関13社が加盟する大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が29日、奄美市役所であった。安田市長は、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ロシアによるウクライナ侵攻や円安による物価高騰で、飼料や肥料などの農業資材高騰に苦しむ農家を支援するため、9月5日に開会予定の市議会9月定例会に、農業支援策を盛り込んだ補正予算の追加提案を検討していることを明らかにした。

 安田市長は農業関連の支援にについて「農業は大切な産業。どのような支援が必要か検討中。9月定例会で追加提案できないか調整している」などと話した。

 このほか、安田市長は、悩みや不安を抱えている市民の相談を受け付ける「つながる相談窓口」を市高齢者福祉課内に設置、今年度から新たに配置した「つながる相談統括監」を中心に、市民からの相談を受け付けていることを報告。「孤独死や子どもの貧困の解消など、民間事業者や市民とも連携しながら、支援が必要な人に支援の手が届くような仕組みづくりを推進したい」とした。