時岡さん(名瀬ルリカケス会)が総合優勝

総合優勝を果たし全国切符を手にした時岡さん(提供写真)

奄美勢活躍、13人が入賞
民謡民舞九州大会

 「2022年度民謡民舞九州地区大会」(日本民謡協会九州地区大会実行委員会など主催)が3・4日の2日間、熊本県人吉市の人吉スポーツパレスであり、総合優勝には梅宴・青年の部の時岡優里菜さん(名瀬ルリカケス会)が輝いた。奄美勢はこのほか、時岡さんを含む計13人が5部門で入賞を果たすなど活躍した。

 大会は、九州各地区を代表する民謡愛好家らが一堂に会し、自慢ののどを競うコンクール。3年ぶりの開催で、計15部門に総勢約360組が参加。奄美勢は31人が出場を予定していたが、台風11号の影響もあり約20人が出場した。

 コンクールは、高年、中年、壮年など年齢別で競い、合唱を除く各部門の優勝者で総合優勝争奪戦が行われた。時岡さんは『長雨切りゃがり節』を唄い総合優勝を獲得。来年に行われる全国大会民謡内閣総理大臣賞争奪戦へ代表として出場する。

 大会を見守った日本民謡協会奄美連合委員の松山美枝子委員長は「毎年レベルは上がっている。シマ唄のアピールにもなったのでは」とそれぞれの活躍を喜んだ。

 奄美勢の入賞者は次の通り。(敬称略、〇は順位)

 【梅宴】▽中年の部 ④幸田君江(山ゆり会)▽壮年の部 ③川口成美(北大島会)、⑥朝木綿子(山ゆり会)、⑦昇和美(名瀬ルリカケス会)▽成年の部 ①山久廣男(名瀬会)、②川口美和子(山ゆり会)、⑥松崎泰子(北大島会)▽青年の部 ①時岡優里菜(名瀬ルリカケス会)、②成瀬茉倫(北大島会)、③永田心花(奄美芸能徳之島会)、④萩原かほ(あやまる会)▽高年3部 ②久保文雄(北大島会)

 【竹韻】▽高年2部 ③村田頼子(名瀬ルリカケス会)