日本和装と紬美術館、奄美ツアー

感謝状を贈られた長谷川講師(右)と肥後代表取締役(中)、大島紬美術館の太田善文取締役

ティダムーンのフロントで記念撮影

長谷川講師に感謝状
「多くの人に着てほしい」

 日本和装HD㈱(東京都港区)の愛知県「名古屋局」と大島紬美術館(奄美市笠利町)は22~24日、奄美ツアーを開催した。奄美大島の自然や文化、大島紬の魅力を体感する2泊3日のツアー。参加者は来島後、大島紬の着付けを行い、写真撮影などを行った。食事会では、大島紬の魅力を伝えた功績をたたえ、同美術館の肥後勝代代表取締役から同局の長谷川慶子講師(81)に、感謝状と帯が贈られた。

 日本和装は、北海道から福岡県の17拠点で、着物の着付け教室などを開催。着物を世界遺産にするための活動への協力や支援も行っている。

 同ツアーは2005年から17年連続で開催され、今回は講師2人と生徒6人で来島。長谷川講師は全17回で100人以上の生徒と来島し、大島紬の魅力を伝えている。

 肥後代表取締役は「17年間も続けることは大変なこと。紬の普及に貢献してくれ、本当にありがたい」と語った。

 長谷川講師は「軽くて、着やすく、着崩れしない大島紬の魅力を伝えたい。また、紬ができるまでの苦労を知ってもらい、一人でも多くの人に着てほしい」と話した。

 生徒の坂本早苗さんは「4回目の参加となるが、来るたびに新しい発見がある島。クラフトビールとコーラがおいしかった」、伊藤由美さんは「田中一村の絵の紬を着て、一村美術館で同じ絵があった時は感動した。紬を作る工程はすごいと感じた」と笑顔を見せた。