今年は安田壮平奄美市長(前列左)らを招待し、マコモ収穫体験を楽しんだ参加者ら。マコモ水田所有者の南重喜さん(後列右)
安田奄美市長ら招待 大勝の南重喜さんの水田で
「たくさん穫れ、楽しかった」
龍郷町大勝の加世間又にある南重喜さん(82)所有のマコモ水田で、収穫シーズンを迎えたマコモ収穫(マコモダケ収穫)体験の催しがあった。招待された奄美市の安田壮平市長や子ども4人、龍郷町住民ら17人が参加して収穫を楽しんだ。
開始前にマコモ水田前の広場で食事タイムが設けられ、女性陣がカセットコンロで薄く切ったマコモダケを天ぷら、炒め物したものをおかずにして、おにぎりと一緒に食べ、昼食を楽しんだ。参加者は「外で食べる昼食は、とてもおいしい」「マコモはうまい」などと話していた。
続いて収穫体験に移り、収穫の指導役は、南さんと、龍郷町浦在住の重原義和さん(78)が務めた。参加者は手袋をはめ、鎌を使ってマコモダケを次々と切断して収穫していった。
終了後、記念撮影した。
安田直矢君(崎原小学校4年)は「マコモ収穫は初めて。鎌の使い方は難しかった。こんな苦労をして収穫しているものを食べているんだ、と思った。おいしかった」と話し、竹原凛さん(奄美小学校4年)は「収穫は初めて。鎌の使い方はちょっと難しかった。(マコモダケを)見つけるのは思ったより難しい。たくさん獲れて良かった。楽しかった」と感想を話した。
南さんは中勝出身。毎年、マコモ収穫体験に知人らを招待しており、昨年は大勝小学校6年生児童23人らを招待した。