知名町生涯学習フェスティバル

各種表彰が行われた生涯学習フェスティバル式典=6日、知名町あしびの郷ちな=

13団体が出演した生涯学習フェスティバル前夜祭=5日、知名町あしびの郷ちな=

舞台発表で楽しむ
「脱炭素」テーマに講演も

 【沖永良部】第32回知名町生涯学習フェスティバル(同町、同町教育委員会主催)が5、6の両日、町内の各会場であった。文化協会による前夜祭には、琉舞道場や民謡教室など13団体が出演。式典では、「脱炭素」をテーマにした講演のほか、8020運動や社会福祉功労、短歌コンクールの表彰も行われた。

 新型コロナウイルスの影響で、前夜祭を含めた全プログラムの実施は3年ぶり。町民体育館では、児童生徒が手がけた作品の展示に加え、茶道や芭蕉布などのミニ体験ブースが設けられた。

 6日に同町あしびの郷ちなで式典が開かれ、役場企画振興課地球温暖化対策専門職の乾大樹さんが「地球温暖化と脱炭素社会への転換」をテーマに講演。現在取り組んでいる高校生を対象にしたEVバイクの導入事業や公共施設の省エネに向けた対策などを紹介し「持続可能な島にしていくためには、島の課題である人口減少と世界的な課題である脱炭素化の両方を解決していく必要がある」と呼び掛けた。

 式典後は、公民館講座の舞台発表が開催され、8団体が日頃の練習の成果を披露した。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【福祉部門】▽8020運動 清島和男、新村トミヱ、西伊敬文、坂井トシ子、伊窪洋子▽社会福祉功労 盛山里子
 【社会教育部門】▽知恵袋博士号認定 冨重明(竹細工博士)
 【短歌コンクール】▽大賞 柏原莉子(田皆小6年)、森田愛理(知名中2年)、白川武弥(沖高3年)、吉富兼(一般)
 【福祉作文】▽最優秀賞 新山心結(知名小3年)、山川稀心(知名小6年)