沖永良部高が7連覇全国総文祭代表に

最優秀賞を受賞した沖永良部高校エイサー部=高倉の前で記念撮影

伝承芸能部門で最優秀賞
郷土芸能専門部発表大会

 「第17回郷土芸能専門部発表大会」(鹿児島県高等学校文化連盟主催)は6日、奄美市名瀬の奄美文化センターで行われた。和太鼓部門5団体(6校)と伝承芸能部門4団体(5校)が郷土芸能を披露。伝承芸能部門で沖永良部高校エイサー部(宮脇慶次顧問、部員16人)が、最優秀賞を受賞し7連覇を達成した。

 今大会は、来年7月29日から8月4日に県内各所で行われる、第47回全国高等学校総合文化祭「2023かごしま総文」の郷土芸能部門プレ大会として、同文化センター開催の規定部門「郷土芸能」(来年7月30日~8月1日)の代表団体を決定した。

 和太鼓部門は、演目「黒鹿児島」を演じた鹿屋農業高校が、伝承芸能部門は、演目「うむい~咲かちやりくぬ~」を演じた沖永良部高校が最優秀賞を受賞し、かごしま総文への切符を手にした。また開催県枠として、伝承芸能部門優秀賞の鹿屋・尚志館高校も県代表として出場権を獲得した。

 ほかに奄美群島から、伝承芸能部門に、演目「奄美の音色※しまのおと」を演じた奄美高校と演目「煌」を演じた徳之島高校が出場した。

 主催者代表として、第47回総文祭郷土芸能専門部、田中耕一郎会長(奄美高校校長)は「新たな高みを目指し、総文祭での素晴らしい演武を期待する。奄美らしいおもてなしの大会にしたい」とあいさつした。

 沖永良部高校エイサー部の宮脇顧問は「引退した3年生や地域の人たちが、練習を見てアドバイスや指導してくれる。地域の人たちの協力があっての結果、感謝したい」と話した。

 部長の松下夢さん(2年)は「先輩の演武を引き継ぐだけでなく、自分たちの特色を取り入れた演武ができた」と大会を振り返り、「7連覇のプレッシャーはあったが、ほかには負けない練習量をこなしてきたので自信はあった」と笑顔を見せた。