「奄美の特産品」販売

奄美の商品を手にする左から、神田凌輔さん、馬渡一浩教授、杉山和志さん

文京学院大学生が銀座で

【東京】東京都文京区向丘にある文京学院大学の学生らが、このほど中央区銀座のショッピングセンターで「奄美の特産品」販売を行った。学生らは「自然豊かな島でつくられました」などと商品を紹介。訪れる人に笑顔で応対していた。

販売は、10月28日~30日まで、東京メトロ銀座駅直結のショッピングセンター「銀座ファイブ」の一角で行われた。行き交う人たちに、積極的に声を掛けていたのは、同大学経営学部2年の神田凌輔さん、杉山和志さん。所属する研究室の馬渡(まわたり)一浩教授が、たびたび訪れた奄美に魅了されたことが発端。「マーケティング戦略が専門のため、物産展を通して商品を買ってもらうための方法を学ぶとともに、奄美大島の振興に少しでも役立ちたい」を目的に実施となったもの。学生が考えた陳列棚には、馬渡教授と親交のある㈲「はじめ商事」を通じ、黒糖製品や本場大島紬を使った小物など21種類が並べられた。

ほか同学年の飯村日彩(ひいろ)さん、井上友望香(ともか)さん、下山香花(きょうか)さん、石山亜祐美さんが参加した。「都会では味わえない自然」(神田さん)、「きれいな海やマングローブ」(杉山さん)など、まだ見ぬ奄美をイメージしながら、笑顔で商品をアピールしていた。

神田さんは「3日間という短期間でしたが、販売の大変さを実感しました」と初体験を振り返った。馬渡教授も「学生たちは試行錯誤しながらいろんな学びを得た。改めて現場体験は大事だと感じました」と教え子の奮闘をねぎらっていた。参加した学生らは、後日反省会で積極的な意見を交わしていた。