沖永良部地区の畑かん事業紹介

畑かん推進に向け沖永良部地区の取り組みが紹介されたセミナー=知名町=

「営農チャンネル」で水利用PR
畑かん・土地改良区強化セミナー

【沖永良部】2022年度奄美地域「畑地かんがい・土地改良区」基盤強化対策セミナーが19日、知名町フローラル館であった。群島内の土地改良区や行政などの関係機関から約50人が参加。沖永良部地区で取り組んでいる畑かん事業に関する講演や事例紹介を通して、水利用農業の促進に向けた課題を考えた。

主催した奄美地域「畑地かんがい・土地改良区」対策センターでは、畑かんに関する水利用組織や営農推進、機器・施設の操作など研修会を群島内持ち回りで実施している。

最初に、九州農政局沖永良部農業水利事業所の山村研吾所長が、国営かんがい排水事業について講話。地下ダムなどの主要施設や事業による効果などを説明した。

事例発表では、和泊町役場企画課の安田拓さんが、畑かん営農の理解促進のために制作した動画「畑かん営農チャンネル」を紹介。多くの農家に見てもらうために、地元の畑かんマイスターを出演者として起用したり、町営ケーブルテレビでの放送に加え動画投稿サイトへアップしたりしているとした。

このほか、大島支庁沖永良部事務所農村整備課の鎌田学主幹兼計画係長が、国営地下ダム事業附帯県営事業や農業用水施設(ため池)など沖永良部管内の事業概要を説明。また、ICTを活用してかん水管理や水利施設の監視・制御ができる新システム「OMEGAコントローラ」について、イーエス・ウォーターネット南九州支店の担当者が特徴を紹介した。

最後に群島内の各土地改良区が現状を報告。沖永良部土地改良区は、今後の課題として▽賦課基準統一▽未収金対策及び賦課金徴収率の向上▽水使用率の向上▽施設の老朽化に伴う対応―の4点を挙げた。