奄美地方にも強い寒気

冬型の気圧配置で大しけとなり、名瀬港でも高波が見られた

最大瞬間風速 沖永良部で26・7㍍
空の便も欠航、停電発生
25日も高波に警戒

 奄美地方は24日、冬型の気圧配置の影響で悪天候となり海の便に加えて空の便も乱れた。気象庁によると25日にかけて、この冬一番の強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となる見込み。沿岸の海域では明け方にかけて高波に警戒を呼び掛けている。

 24日の奄美地方の最低気温は午後6時現在で7・8度(伊仙)、最大風速は18㍍、最大瞬間風速は26・7㍍(いずれも沖永良部)だった。空の便では、奄美群島発着の多くの便に遅延や欠航が相次いだ。午後6時20分現在、25日の欠航の発表はないが、最新の運航状況の確認を呼び掛けている。

 また九州電力によると、奄美市、瀬戸内町、大和村、宇検村の約4740戸で停電が発生。午後7時時点で、大和村今里、志戸勘周辺以外は復旧したとしている。

 25日に予想される最高気温は12度、最低気温は8度。最大風速は18㍍(最大瞬間風速30㍍)で、波の高さは6㍍。気象庁は高波に警戒するよう呼び掛けている。