市民交流センター 1周年記念感謝祭

開館1周年を記念した感謝祭に多くの参加者が来場した(22日、奄美市名瀬・市民交流センター)

多彩な舞台で来場者魅了
「海・山・人~繋がる奄美~」

 奄美市名瀬にある市民交流センターで22日、1周年記念感謝祭「海・山・人~繋がる奄美~」が開催された。4月から指定管理者となるNPO法人WARABEEが主催。多目的ホールではフラメンコ、日本舞踊など多彩な演目が披露されたほか、写真展や同市の生涯学習講座を特別公開。地元飲食店によるフードブースも設けられ、親子連れを中心に大勢の来場者でにぎわった。

 同センターは2021年10月、多機能型交流拠点施設として供用を開始。鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積3062平方㍍。1、2階に多目的ホール「マチナカホール」(354人収容)を設置するほか、図書・学習コーナー、フリースペースなど完備。今回感謝祭では、全フロア―が解放され、同ホールで舞台上演のほか、2階ギャラリーでは瀬戸内町出身の写真家、川崎聖一郎さんの作品展、3階各学習施設で同市生涯学習講座の公開教室が行われた。

 午後2時に開演した舞台は、奄美の集落世界観「海・山・川」をテーマに3部構成で進行。同センターで活動する市内8団体が出演。
奄美六調太鼓によるチヂンの演奏で始まり、田路フラメンコによるスペイン発祥の伴奏曲、ロメーラ(巡礼者)の踊りや、藤扇流奄美本部が日本舞踊を披露。タヒチアン、フラ、ブレイクダンス、八月踊りなども上演されるなか最後は出演者、観覧者全員で六調踊りを展開。記念すべき1周年が、参加者たちによって盛大に祝された。

 舞台を鑑賞した奄美市名瀬の湊ムツ子さん(78)は「フラメンコなど珍しい様々な舞台を鑑賞でき、目の保養、心の栄養になった」と話した。