瀬戸内町観光物産展in尼崎

大勢の買い物客でにぎわいを見せる「奄美大島瀬戸内町観光物産展in尼崎」

魅力PR 3年ぶりでもにぎわい
タンカン人気、約2㌧完売

 【関西】「奄美群島日本復帰70周年記念 奄美大島瀬戸内町観光物産展in尼崎」(瀬戸内町主催・関西瀬戸内海共催)が11・12日の2日間、兵庫県尼崎市の阪神尼崎駅前中央公園で開かれた。収穫期を迎えたタンカンをはじめとした町産の特産品で同町の魅力をPR。3年ぶりの開催となったが、会場は大勢の買い物客でにぎわった。

 同物産展は2004年からスタート。タンカンの収穫期にあわせ例年2月に開催している。近年は年1回開催だったが、新型コロナウイルスの影響を受け2020年以来の3年ぶりに開かれた。

 来場した鎌田愛人同町長は「天候にも恵まれ、瀬戸内出身者を含め、奄美を愛する多くの人に瀬戸内の物産を購入いただきありがたく思う。関西瀬戸内会の協力に感謝し今後も開催していきたい」。奄美群島日本復帰70周年を記念したイベントということで、鎌田町長は「先輩方の涙ながらの苦労のおかげで今の奄美がある。節目を迎えたが、今後も奄美出身者と連携し奄美全体の発展につなげたい」と語った。

 会場ではとれたてのタンカンが人気を博し、同町から運び込まれた約2㌧を完売。このほかJAあまみがキビ酢を、同町大島紬協同組合が紬製品を販売。また、同町商工会は町内の飲食店や各事業所の商品をブースに並べた。ステージでは同町出身アーティストや開催地尼崎のシマ唄教室などがシマ唄やポップス、歌謡曲などを披露し会場を盛り上げた。

 12日、大阪府内から家族で来場した主婦の岩野悦子さんはタンカンやサトウキビジュースを購入。「これまでにも奄美大島には行ったことがあるが、今回のイベントを通して、子どもたちと一緒にまた行きたいと思った」と笑顔をみせた。