「勇者の会」が新年会

今後の活動について意見を交わし合った「勇者の会」のメンバーたち

徳之島出身者ら 新たな活動情報交換

 【東京】奄美大島、徳之島出身らがメンバーに名を連ねる「勇者(ゆうしゃ)の会」(西見健吉会長)がこのほど、台東区の居酒屋で新年会を開催した。メンバーらは、久しぶりの再会を楽しみながら、新たな活動への情報交換をしていた。

 「勇者の会」の懇親会が行われたのは、東京都台東区の蔵元居酒屋「清龍上野二号店」。徳之島出身の店長が腕を振るうなど、島出身者の憩いの場にもなっている。五輪レスリング元日本代表で同会会長の西見さん(天城町出身)が「久しぶりの再会を大いに楽しんで、有意義のあるものにしてください」とあいさつした。

 また、同会顧問で元警視庁警察学校学校長の龍一文さん(奄美市出身)も出席。ほか、会社経営者、一級建築士、テレビ局芸能デスク、江戸神輿同好会会長らさまざまな業種のメンバー約30人が集まった。出席者は近況を報告しながら、会の運営などを語り合っていた。キックボクシング王者で同会副会長の坂井秀信さんも「今後の活動のため、ご意見をお願いします」と呼び掛けていた。

 「こども食堂」「炊き出し」「避難所レイアウト体験」等を通じて「人助け」をするボランティア集団「勇者の会」は、2015年に創設。現在、メンバーは約300人。最近では、護身術の講演会も開催した。元ボクシングの世界チャンピオン、渡嘉敷勝男さんも在籍している。

 西見会長は「子どもたちの保護のほか、シングルマザーの支援などを予定しています。ぜひ活動を見て、みんなの闘志を感じてほしい」と意欲を燃やしている。