高校入試最終出願

大島学区倍率は0・60倍
2学科が定員満たす
3月2、3日に学力検査

 県教育委員会は22日、2023年度公立高校入学学力検査の最終出願者数を発表した。大島学区は学力検査定員1028人に対して612人が出願。倍率は前年度比0・02ポイント減の0・60倍となり、県内7学区で、熊毛学区と並び1番低い倍率となった。

 県全体では、学力検査定員1万1172人(前年度比88人減)に対し、9059人(同128人減)が出願。倍率は前年度比0・01ポイント低い0・81倍で11年度から13年続けての1倍割れとなった。

 受験生のうち、14~21日までの間に出願変更したのは、全日制の53校で408人。定時制での変更はなかった。

 県内全日制で最も倍率が高かったのは、甲南(普通)で1・48倍、次いで鹿児島玉龍(普通)の1・47倍。最も低かったのは、鹿屋農業(園芸)の0・10倍だった。

 大島地区では、奄美(情報処理)が1・03倍と徳之島(総合学科)の1・00倍が定員を満たし、沖永良部(商業)の0・83倍、大島(普通)の0・75倍、大島北(普通)の0・75倍と続く。最も低かったのは、奄美(衛生看護)の0・28倍だった。

 学力検査は、3月2日(1日目)に国語・理科・英語、翌3日(2日目)に社会・数学・面接を実施。学力検査は、検温結果などを記入した「健康状態確認票」を両日とも持参し、マスク着用、手指消毒などを徹底する。合格者発表は同15日に行われる。

 また、新型コロナウイルスに感染するなど、受験当日に試験が受けられない受験生については、追加試験が行われる。追加試験も受けられない場合の措置として、書類選考も可能とする。