管内1年生に防犯ブザー

防犯ブザーを受け取った児童たち=左から、越間万愉君、清凜花さん、朝木南海さん

「危険と思ったら鳴らして」
奄美署、奄美大島防犯協贈る

 奄美署と奄美大島防犯団体連絡協議会(会長・安田壮平奄美市長)は、管内(奄美市、龍郷町、大和村)の新入学児童、29校約450人に防犯ブザーなどを贈呈した。奄美市名瀬の名瀬小学校(上村英樹校長、新入学児童53人)では7日、安田会長が訪れ代表児童3人に手渡し、「怖いと思った時は、大人に助けを求めたり、防犯ブザーを鳴らして」と話し、「元気で仲良く学校生活を送って」と呼び掛けた。各校へは教育委員会を通じて届けられた。

 防犯ブザーは軽量で、ランドセルや手提げ袋などにつり下げられるキーホルダータイプ。危険が及んだ時にボタンを押すと大きな警報音が鳴り、周囲に危険を知らせることができる。そのほか、子どもの防犯標語「いかのおすし」のイラストが描かれた文具セットなどが手渡された。

 同協議会の小松和行事務局長は「1年生のみなさんが、怖い思いをしないように持ち歩いて」と話した。上村校長は、防犯標語「いかのおすし」を説明し、注意喚起を促した。

 防犯ブザーを受け取った越間万愉=まんゆう=君は「ランドセルにはもう付けているので、体操教室のバッグに付ける」と笑顔を見せた。