徳之島町長選

表明は現職のみ
告示まで1か月前回同様〝無風状態〟

 【徳之島】任期満了に伴う徳之島町長選挙は7月4日に告示、同9日に投開票される。これまでのところ、連続5期目続投を目指す4期目現職の高岡秀規氏(63)=亀津=のみが立候補を表明。告示1か月前の情勢は、無投票となった前回選挙(2019年7月)と同様に〝無風状態〟が続いている。

 現職の任期満了は7月24日。町選挙管理委員会は、立候補予定者説明会を12日午前10時から町役場4階会議室で開く。出席陣営の顔触れによって選挙情勢がほぼ判明するとみられる。

 これまでのところ、前回選挙で初の無投票当選となり4期目の現職高岡氏が、今年3月の町議会一般質問に「5期目を目指したい。徳之島町が今後の時代の変化に対応できる離島のモデルになるよう取り組みたい」と表明。今年度末で期限切れとなる奄振法(奄美群島振興開発特別措置法)の12市町村一丸となった延長、県町村会会長として地方財政確保への全国市町村一丸となった理論武装の必要性―なども主張していた。

 立候補届の受け付けは7月4日午前8時半から午後5時まで町役場で。ほかに立候補があれば、期日前投票(5~8日の午前8時半~午後8時、町役場1階多目的ホール)を挟み、9日に町内12会場で一斉に投票。午後8時から町生涯学習センターで即日開票される。

 6月1日現在の選挙人名簿登録者数は8411人(男4159人、女4252人)。