沖永良部で励ましの会

励ましの会で意気込みを語った新規就農者たち=知名町=

 

 

新たに9人が就農
目指す農業経営の実現を

 

 

 【沖永良部】2023年度沖永良部地区新規就農者励ましの会が29日、知名町中央公民館であった。関係機関から約50人が参加。就農した夫婦1組と7人の合計9人が島の農業の担い手としての決意を新たにした。

 励ましの会は、沖永良部地区農業改良普及事業協議会など4団体が主催して毎年開催している。

 新規就農者の内訳は、和泊町が夫婦1組と5人、知名町2人。この日は4人が出席した。

 県沖永良部事務所の愛川克也所長は「一日も早く知識や技術を習得し、目指す農業経営を実現してほしい」とあいさつ。

 会では、新規就農者への支援体制や資金制度について説明があったほか、両町の4Hクラブ(農業青年クラブ)が活動を報告。記念品贈呈もあり、沖永良部・与論指導農業士会の福井源乃介会長が新規就農者に目録を手渡した。

 知名町の今井力夫町長は「新たな道に不安もあるだろうが、多くの人がサポートしてくれる。厳しい時代だからこそチャンスがある」と激励した。

 新規就農した和泊町の小濱圭司さん(42)、裕美さん(42)夫婦は「夫婦でジャガイモとサトイモを作りたい。土づくりに力を入れて安定した農業ができるよう頑張りたい」と語った。