安田市長記者懇

記者懇談会で、記者の質問などに答える安田市長

 

 

台湾視察を報告
オール奄美で交流推進

 

 

 奄美市の安田壮平市長と大島支庁記者クラブ「くろしお会」との定例記者懇談会が31日、奄美市役所であった。安田市長は7月17~19日に、観光や特産品などのPRため県内の他市長らと共に、台湾を訪問した行政視察について報告。特産品の販路拡大や観光交流など、インバウンドの拡大に向けた台湾との交流推進に期待した。

 安田市長によると、同市を含む県内14市の市長らが台湾を訪問。日本台湾交流協会や中華航空台北支店などを訪れ、県内各市の魅力などをPR。コロナ禍などの影響で休止されている鹿児島空港直行便の再開を要望したほか、各市の認知度向上や広域周遊ルートなどの観光情報を提供した。

 期間中には台湾の貿易センターや市場なども視察。日本に対する台湾側の関心が高いことやスーパーで黒糖焼酎が販売されていることなどから「奄美の独自性をしっかり伝え、国内他地域と差別化を図ることで、販路としての魅力は十分にある」との認識を示し、すでに交流を進めている奄美大島の他町村などと連携、「オール奄美で、沖縄とも違う日本らしさ、奄美らしさのある観光、特産品を検討していきたい」などとした。

 このほか、8月9日に第2回県市長会定例会を同市名瀬の山羊島ホテルで開催することなどを報告した。定例会には県内19市の市長のほか塩田康一知事も出席する予定となっている。