ラガーマンの聖地・菅平で活躍

西田さんがラックに入って相手からボールを守り、外薗さんがパスするところで自分のポジションに戻ろうとしている(提供写真)

台風の中、無事奄美に戻れた西田さん(右)と外薗さん=奄美空港で

大高3年の西田さん、外薗さん
「誇り」「最高の夏」

第19回全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会「KOBELCO CUP2023」が7月27日から30日まで、長野県上田市の菅平高原サニアパークで開かれた。同大会に大島高校ラグビー部で県大会準優勝、九州大会ベスト8と活躍した3年生の西田徠夏=らいな=さん(17)と外薗昴佳=るか=さん(17)の2人がU18の九州ブロックチームに選抜され、ラガーマンの聖地・菅平で大奮闘、全国9ブロックの中で準優勝を果たした。

西田さんは大高ラグビー部主将。ポジションはCTB。いとこが東京ガスでプレーしていることもあり、古仁屋中1年時には秩父宮ラグビー場に応援に駆け付けている。古仁屋小5年から古仁屋中3年まではバスケットボール部に在籍。相撲や緑道場で空手も続けた。ラグビーをしたくて大高に入り、「二つ上の兄の湖南=こなん=もラグビー部。一緒に練習をしてきた。今回の経験はうれしくて活躍できるように頑張ろうと思った。いい思い出と経験になった。後輩たちと11月の花園予選大会で、いい結果が残せるように上を目指して、優勝チームに立ち向かっていきたい」と次の目標に向かっていた。

外薗さんは小宿小1年から中学3年まで住用相撲クラブで稽古を続けながら、小学3年でラグビーを体験。奄美ジュニアラグビー、大和ラグビーアカデミーで力をつけ大高でラグビー部に入部した。ポジションはSH。攻撃のアシストになって起点になる動きをする。相撲のおかげで体幹は強い。役に立っていることが分かった。「今回の体験は、全国でも通用する力試しになった。今の大高のチームはいい感じなので、11月の花園予選を頑張りたい」と外薗さんも次を見据える。

2人は天然芝生の菅平のグラウンドに興奮。「菅平に来られたのは誇り」と熱く語り、九州各地から集められた精鋭たちと6日間過ごしたこともあり、仲良くなれたことを喜び、「最高の夏!!」と語った。次は花園を目指す。