秋の全国運動 徳之島署管内出発式

徳之島警察署で行われた「秋の全国交通安全運動出発式」=20日、同署前

官民連携で交通事故防止を

【徳之島】秋の全国交通安全運動(21~30日)で徳之島警察署管内の出発式が20日夕、関係機関・団体から約70人が参加して同署駐車場であった。

今年の全国運動は①子どもと高齢者、歩行者の安全の確保②夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転等の根絶③自転車等のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底―を重点に展開される。

出発式の主催者あいさつで同署の岩下文之署長は、管内の交通人身事故発生状況(8月末現在)が15件(前年同期比18件減)発生し、うち死者1人(同1人減)、傷者14人(同24人減)で、いずれも減少したものの、原因別では交差点での出合い頭の衝突、歩行者の道路横断中、追い越し時の事故など「相手の動静不注視や安全不確認が目立つ」と指摘。官民一体となった県民総ぐるみ運動の展開に協力を求めた。

地区交通安全協会の西松文良会長は、来月8日に天城町内で開催されるかごしま国体・トライアスロン競技への理解と協力も併せて要請。参加者全員で白バイやパトカーなど警察車両、青色パトカーなどを拍手で見送った後、啓発用のぼり旗を掲げて往来のドライバーたちにもアピールした。