知名町でもバレイショ出発式

バレイショ「春のささやき」出発式でテープカットする関係者ら(4日、知名町)

出荷量4000㌧計画、高値願う

【沖永良部】2024年知名町産バレイショ「春のささやき」出発式・出荷協議会が4日、JAあまみ知名事業本部バレイショ出荷場であった。今期は出荷量4000㌧(前年実績2725㌧)を計画。集まった関係者らは、高値取引を願いながらバレイショを満載したトラックを送り出した。

JAあまみ知名事業本部園芸振興会、同知名事業本部が主催した。

今期の作付面積は253㌶(前年栽培面積235㌶)。品目別でメークイン47㌶、ゴールド107㌶、ニシユタカ99㌶となっている。 

生育状況については、昨年10月下旬に本格的な植え付けが始まった早植えの冷蔵種子は、例年にない干ばつによって初期生育に大きな影響を与えたが、生育中期に入ってからは、まとまった降雨もあり生育が回復。北海道産種子は天候に恵まれ順調に推移しているという。

出発式では、関係者ら11人がテープカットを行った。出荷協議会で同園芸振興会の久本和秀会長は「来期以降も農家を続けていこうと思える価格での販売を望む」と述べ、参加した農家に向けて「経費などが値上がりしている中で、農家ができることを考えていこう」と呼び掛けた。