賞状を手に笑顔を見せる児童たち(上・県大島支庁会場、下・徳之島保健所会場=提供写真)
ハブ対策推進協議会(会長・新川康枝県大島支庁長)主催の2023年度ハブ咬傷(こうしょう)予防対策ポスターコンクールの表彰式が3日、県大島支庁と徳之島保健所であった。入賞に輝いた児童らは賞状を受け取り、力作を前に笑顔を見せた。
ハブ咬傷予防の啓発を目的に1981年に始まり43回目。低・中・高学年、学校賞の4部門があり、今回も名瀬保健所、徳之島保健所管内の小学校から作品を募った。
今年度は、管内59校から計925点の応募があった。大島支庁の会場では、新川支庁長が「ハブの特徴をしっかり捉え、どこにいるのか、注意を促す様子が上手に表現されている」と入賞者をたたえ、一人一人に賞状と副賞を手渡した。
高学年の部で2年連続の最優秀賞に輝いた小宿小6年の栫虹晴(かこい・こはる)さんは、草むらから獲物を狙う物々しい表情のハブに、「昼間のハブはわかりにくい」のキャッチコピーを添えて、注意喚起した。「山や畑、草むらなど、ハブはそこにいることを伝えたかった。うろこも茶や黄色だけでなく浮き出るように描いた。本物みたいに描けた」と喜んでいた。
最優秀賞と優秀賞の作品は今後、ポスターにして掲載。学校や関係機関に配布される。
各賞受賞者は次の通り。(敬称略)
【低学年】▽最優秀賞 濵﨑あきの(名瀬2年)▽優秀賞 太山輝真(伊仙1年)▽入選 久原慎喜(大川2年)、白山葵(亀津2年)、有吉蓮(朝日1年)
【中学年】▽最優秀賞 泉心絢(小宿3年)▽優秀賞 池畑海莉(母間4年)▽入選 常田朔(朝日4年)、斉藤きい(古仁屋4年)、福岡椿(亀津3年)
【高学年】▽最優秀賞 栫虹晴(小宿6年)▽優秀賞 榮睦月(知根6年)▽入選 幸優愛(亀津6年)、角川結(岡前6年)、常龍之助(馬根5年)
【学校賞】小宿小学校