福岡で「奄美のたんかん」販売

「南と北のコラボレーションイベント」での奄美産タンカン販売は試食を勧めて味の特徴を伝えた

試食後に買い求める福岡市民(いずれも提供写真)

「想像以上にジューシー」
「爽やかな香りで美味」

奄美群島×北東北~南と北のコラボレーションイベント「たんかん販売と観光展」が10~12日、福岡市の中心部で多くの人の流れがある中央区天神地区であった。3日間で約500㌔の奄美産タンカン販売を目指したところ、試食後に次々と買い求める姿が見られた。

奄美群島の特産品や観光をPRするイベントは、福岡方面での販売拡大を目指す一般社団法人奄美群島観光物産協会が主催し、北東北三県福岡合同事務所や鹿児島県福岡事務所の協力で新天町商店街にある東北の3県(青森、岩手、秋田)のアンテナショップ「みちのく夢プラザ」と連携したイベントとして開催。奄美、北東北と文化や風土が異なる両地域の産品や観光に対する福岡都市圏在住者への認知度を高めるとともに、「両地域への誘客を相乗的に促進」を期待しての開催となった。

通常は北東北3県の日本酒やリンゴなどの特産品を販売している同店。「南と北のコラボ」として、今が旬の「奄美たんかん」の試食宣伝販売のほか、特産品(マコモ茶、喜界島のゴマなど)も販売。タンカンを食べるのが初めてという女性は試食後に「想像以上にジューシーでおいしかった」と袋で買い求めていた。また、同様に試食した男性は、試食後に「爽やかな香りでおいしかった」と感想を語った後、化粧箱で買って持ち帰った。販売にあたった関係者からは「奄美のタンカンは試食すると購入につながる。とてもおいしいミカンであり、これからも福岡での販売を継続し認知度を高めてほしい」との声も聞かれた。