『東京奄美通信』が最新刊発行

アンテナショップ「奄美(amami)」5周年記念を祝ったパーティー(左奥眼鏡が手塚さん)
 
『東京奄美通信』の最新刊(第2号)

首都圏に魅力伝える
さらなる情報を募集中

 【東京】首都圏の多くの人たちに奄美群島の魅力を伝える無料の雑誌『東京奄美通信』はこのほど、第2号が刊行された。手掛けているのは、会社経営者の手塚一郎さんだ。群島には縁もゆかりもない手塚さんだが、「皆さんの情報をお待ちしております」と広く呼び掛けている。

 手塚さんは栃木県宇都宮市出身。1998年にビデオテープ専門店を武蔵野市吉祥寺に出した後、ハモニカ横丁に「ハモニカキッチン」をオープンするなど、さまざまな飲食店を展開する「ハモニカ横丁の仕掛人」としても知られている。2018年5月に奄美アンテナショップ開設を打診され、奄美の食材視察の際に黒糖焼酎を口にし「これだ」と確信した。その後、オープンしたアンテナショップ「奄美(amami)」は23年12月に、5周年記念パーティーを開催。また「VIC3なかみち通り店」ではフリーズドライの鶏飯やモズクなどのほか、黒糖焼酎を充実。「奄美でつくられているものは、全種類そろっているはず」と豪語するほどだ。

 そんな手塚さんが在京の出身者らに向けて発行しているのが『東京奄美通信』だ。23年秋に第1号を発行、A4判、オールカラーで36㌻、無料。約1000部の半数は在京の出身者らへ郵送している。「奄美の方たちは集落や村単位ではつながりは濃いが、横の連携が薄いと感じましてね」がきっかけ。「第1号を見た70歳代の女性からは、丁寧なお礼の手紙を頂いた」と手応えを語った。

 メインは出身者らのインタビュー。第1号には奄美市東京事務所の重信竜昇所長らが登場。第2号では奄美リゾートばしゃ山村の奥圭太さん、東京奄美会青年部長の原田尚樹さんらの活動状況を紹介している。3か月ごとの発行を目指す同誌を開いてみると、コンテンツの横には「ナンデモイイから書いてくださいナンデモイイから情報ください」と呼び掛ける文字が躍っている。問い合わせは電話0422・21・8019、ファクス0422・22・9017。