健康リーダーへ自覚新た

委嘱状を受け取る新推進員たち

笠利総合支所 勤続表彰、研修会も
推進員54人に委嘱状交付

 奄美市笠利総合支所の「笠利地区いきいき健康リーダー推進員委嘱状交付式」が19日、同町の笠利公民館であった。新たな9人を含む計54人に委嘱状が交付。地域の健康なまちづくりを担うリーダーとしての自覚を新たにした。任期は3年。

 いきいき健康リーダー推進員は、集落ごとに配置される地区の奉仕員で、2001年に創設。母子保健、健康づくり、食生活改善の3推進員がおり、検診の声掛けや特定健診のPR、各種教室の開催など、地域住民に健康意識を持ってもらうための取り組みを行っている。

 式では同支所の國分正大事務所長が委嘱状を手渡した。交付後は、20年以上活動に尽力した推進員への勤続表彰も実施。8人の功績をたたえた。

 國分事務所長はあいさつで「近年は少子高齢化が進み、SNSでのやり取りが進むなど、人と人との関係が希薄化している」と強調。「結(ゆい)の精神が残る笠利地区。これからも地域への声掛けが重要だ」と地域での活躍を呼び掛けた。

 式後は、今年度第1回の研修会も実施。活動計画を承認し、女性がん検診や乳幼児健診について担当者が説明した。

 被表彰者は次の通り。(敬称略)

 【表彰】山田多恵(中金久)、原永ノシ子(同)、久木山弘子(外金久)、栄郁恵(同)、越間和子(佐仁2区)、植田久美子(笠利2区)、吉原じゅん子(同)、榮ミネ子(平)