さっそうと軽快に…平均75歳

さっそうと成果を披露した「三島初子 3B体操50周年記念」ツアー一行(円内・三島さん)=19日、天城町防災センター

「三島初子 3B体操50年記念」
古里・ふれあいの旅
天城町でつどい約200人が交流

【徳之島】公益社団法人の日本3B体操協元役員で公認指導者、徳之島観光大使でもある三島初子さん(79)=天城町平土野出身、大阪府堺市在住=が率いる「三島初子 3B体操50年記念 ユイの島・徳之島ふれあいの旅」一行49人が19日、古里入りした。天城町防災センターで「同50年記念のつどい」を開き、一行の「3B体操」、島内舞踊ダンスグループのステージも交え約200人が交流した。

「3B体操」は、ボール、ベル、ベルターなどの用具を使って集団で楽しく行う健康体操の一種。全国47都道府県に支部があり会員数は38万人。三島さんは1975年に指導者資格を取得し、75年に関西地区第1号のサークルを立ち上げた草分け的存在。教室を主宰し全国3B体操協会監事も務めた。郷土愛が強く、関西地区の教室生ら30~50人規模の仲間たちを誘導しては観光振興・人的交流にも貢献。2001年に天城町観光大使、17年には徳之島観光大使の委嘱を受けている。

三島さんの3B体操50年を記念した今回の一行は関西地区の60歳代~88歳(平均年齢75歳)の教室生たち。「記念のつどい」の第1部(みなさんご一緒に)では、すがすがしいスカイブルーのユニフォーム(Tシャツ)姿で登場。三島さんのリードで会場も巻き込んだウォームアップ、ストレッチング、ベルタ―などで交流。来賓らも交え歓喜に包まれた。

地元の森田弘光町長は「徳之島が世界に誇る豊かな自然や文化を体感していただくとともに、さまざまな交流を通じて実り多い旅に」と歓迎あいさつした。第2部(交流・発表タイム~賛助出演)には島内の日舞や民舞、フラダンスなど計6団体が出演して交流。第3部(交流・発表タイム~3B体操)ではベルタ―を駆使した6曲を精力的に披露した。

三島さんは6年ぶりの帰省交流に「やっぱり古里が大好き。3B体操の全国会員は北海道から沖縄まで数十万人。徳之島や奄美群島では指導者の再育成、若い指導者の養成・再普及が課題。そのためにもあと5年ぐらいは頑張りますよ」と気を吐いた。

20日午前は、18年11月に天城小創立120年記念「親子3B体操」で交流した母校を再訪問して交流授業も予定。引き続き21日夕まで島内観光を満喫して帰途に就くという。