東京住用会総会・敬老会・懇親会

にぎやかな「朝花」でお待ちかねの懇親会へ
総踊り「六調」で盛り上がった会場。円内は手作りの島の味

島口交わし楽しむ

【東京】東京住用会(達野健一会長、松丸利信幹事長)は12日、千代田区の主婦会館で第96回東京住用会総会・懇親会を開催した。会員や来賓ら合わせて約90人が参加。穏やかな雰囲気の中で島口が飛び交うにぎやかな会となった。

総会は郷土遥拝の後、宮田美千枝さんの司会で始まった。第1部で達野会長は「多くの出席者を迎えてほっとしている。ゆっくりと楽しんでほしい」と参加者に感謝しながら語り掛けた。会務報告、会計報告に続き、幹事長に原良一さん、会計長には渡辺秀美さんが就任することが承認された。

下斗米久子さんによるユーモアあふれる来賓紹介に続いて、東京奄美会・宮地正治会長が登壇。「心を一つにして、愛する古里のためにともに発展していきたい」と笑顔であいさつした。奄美市住用総合支所の平田博行事務所長は安田壮平奄美市長のメッセージを代読した上で、「世界遺産センターと地域が一体となった発展が大切」などと報告した。関西住用会の小林忠光会長が気合のこもったあいさつで盛り上げた。また、幹事長を長く務め、2023年8月に亡くなった元奄美市議会議員の和田霜折さんをしのんで、兄の理征さんが感謝の言葉を述べた。

第2部は榮純成さん、櫻井富喜子さんの司会で懇親会へ。脇田真由美さん、渡辺さんほかによる「朝花」でスタートした演芸では、坂本順子さん、屋宮弘孝さんの歌、住用会女性部ほかによる踊りなどが次々と披露され、盛んな拍手が送られていた。ほか、小泉留三子さんが指導してのフラダンスがあった。衣装をまとった来賓らが笑顔でダンスに挑戦して、ステージを盛り上げた。

参加者たちは、手作りの煮物や黒糖焼酎を堪能。古里を思い出すように島口を交わしながら総会を楽しんでいた。その後、橘みどりさんによる総踊りへ。興奮冷めやらぬ中、松丸副幹事長の万歳三唱で閉幕した。