さまざまな願いを込めて作った自慢の七夕飾り手に＝６日、徳之島町立図書館
島の伝統も体験
○…徳之島町立図書館(里光和恵館長）恒例の「七夕まつり」が６日、同館１階ギャラリーであった。幼児から小学生まで約60人が参加。大型紙芝居やパネルシアターなどおはなし会も交え、七夕飾りづくりで交流した。
○…同町内の一部では月遅れ盆（13～15日）に向けて、各家庭で七夕飾りを作って玄関や庭先に飾る〝月遅れ七夕〟の風習が受け継がれている。同図書館の七夕祭りは、同伝統行事を絡めた子ども読書普及講座の一つ。
○…おはなし会のパネルシアターなど上演には、徳之島高校の牧園愛夏さん（３年生）ら図書館ボランティアの生徒６人が協力した。そして図書館側が各自に１本ずつ準備した青竹に、思い思いの願い事などを書いた短冊とともに飾りつけた。宝ものは各家庭に持ち帰った。
○…栃木県宇都宮市から徳之島町内の祖母宅に家族で来島、参加交流した重岡茉衣さん（同市桜小５年）は、「七夕飾りには、いじめ問題などを含めて悩み・苦しむ人がいなくなって、世界中のみんなが幸せになって欲しいと願いを込めました」と話した。