徳之島で運をつかんで

2年連続で徳之島合宿入りした愛工大名電高野球部一行=22日、徳之島空港で

愛工大名電高野球部
空港で歓迎 昨春に続き合宿入り

 【徳之島】昨春に続き2回目となる愛知工業大学名電高等学校硬式野球部(倉野光生監督)の徳之島合宿一行38人が22日に同島入り。徳之島空港では町や関係団体が地元の特産品を贈って歓迎し、夏の甲子園での飛躍に期待を寄せた。徳之島町を拠点に26日まで。

 愛工大名電は甲子園に春・夏通算21回出場(2005年春優勝)。イチロー(鈴木一朗)や工藤公康(現在・福岡ソフトバンクホークス監督)ら多くのプロ選手を輩出している高校野球の名門。徳之島合宿は愛工大OBで倉野監督と親交がある元実業家川村幹弘さん(76)=名古屋市出身、徳之島町亀徳在住=との縁で昨年から行われている。

 空港であった歓迎セレモニーでは同町の茂岡勇次社会教育課長が「昨年夏の甲子園出場は徳之島の運があったと思う。今夏はそれを越えるように運をつかんで欲しい」と歓迎。農事法人アグリ徳之島がバレイショ、徳之島町柑橘生産組合からタンカンなど5団体が特産品を贈って励ました。

 同野球部一行を代表して堀内祐我主将(3年)は「昨年夏は徳之島合宿のおかげでベスト16の成績を残すことができた。今年はその成績を越えられるように何かを得て帰りたい」とお礼を述べた。

 徳之島町健康の森運動公園野球場を拠点に5日間、強化練習に励む。24日午前11時からは少年野球教室と指導者講習会も同球場で計画、地元と交流を深める。