「すっじゃ!地焼酎inすみだ」

「すっじゃ!地焼酎inすみだ」

富田酒造場の黒糖焼酎「龍宮」をさまざまに味わう参加者たち=錦糸町の「No consept」で

 

過去最高250人参加
奄美大島の黒糖焼酎会社も参加

 

 【東京】すみだで九州&離島の地焼酎を堪能――。㈱東京アート印刷所はこのほど、墨田区錦糸町で「第9回すっじゃ!地焼酎inすみだ」という焼酎と自慢の料理を味わうイベントを開催した。参加者たちは、焼酎カップを片手に蔵元の話に耳を傾けながら、焼酎を堪能。奄美大島からも、㈲富田酒造場が参加して、訪れる人たちに黒糖焼酎の味わい方などを説明しながら提供していた。

 同イベントは、墨田に会社を置く同所の山田直大さんの主催。鹿児島の焼酎イベントに出席した際に、その盛況ぶりに驚いたのがきっかけ。焼酎を使っての「錦糸町の街おこしと、さらなる焼酎の人気拡大」を目的に、鹿児島の㈲コセド酒造の協力を受けて始まったもの。

 今回は、錦糸町の北口にある9店が会場となった。参加者たちは、受付で参加費と交換に備前焼のぐい飲みを受け取り、蔵元が待機する各店を回った。

 折からの冷たい北風が吹き付ける中での開催にも山田さんは、「40~60代が中心ですが、最近は若い女性も目立ちます。大成功です。10回目の来年に向けていい感触ですね」。過去最高、約250人の盛況ぶりに目を細めていた。

 また、コセド酒造の専務取締役・米盛茂樹さんも「常連も増えており、イベントは定着してきたよう」と手応えを感じていた。友人と6人で参加した浅田優子さんは、3回目の参加。錦糸町の南口にある店で偶然奄美出身者と出会い、富田酒造場を紹介されたという。「以前から黒糖焼酎は知っていましたが、ますます好きになりました。最近ではソーダ割りを楽しんでいます」と満足げに飲み干していた。

 黒糖焼酎を提供する会場となった「No consept」の店長も、「これを機に店に置いてみたいと思います」と笑顔で応対していた。