天文館で奄美の魅力発信

鹿児島市の繁華街・天文館にオープンした(一社)結いの島鹿児島支部

鹿児島支部開設 旅行商品提供も予定
結いの島

 奄美群島内の島おこし、町おこしを目指す(一社)結いの島(井藤守仁理事長)の鹿児島支部がこのほど開設された。鹿児島市の繁華街・天文館にオープンした同支部では現在、群島各地の特産品を販売中。今後予定している旅行商品の提供に向け、県本土の人に対する奄美群島の周知を行っている。

 同社は東京に本部があり、群島外では神戸(兵庫県)にも支部を展開。2か所目の群島外の支部となった鹿児島支部の開設について、井藤理事長は「鹿児島は群島出身者が多いが、一方で奄美に来たことがない人も多い。新たな島の魅力を県本土で発信したい」と話す。今後は尼崎(兵庫県)への支部展開も予定している。

 現在は黒糖などの関連商品を販売するが、9月以降には各島の黒糖焼酎の販売も予定。また、“体験型観光”の旅行業取り扱いも計画しており、集落とタイアップした伝統行事体験、農作業体験の発掘・Webサイトの設立準備などを行っている。

 営業は年中無休で、午前10時から午後6時まで。問い合わせ先は同支部電話099―813―7831。