新会頭に有村修一氏

奄美大島商工会議所の新役員となった有村会頭(中央)と大久保(左)、恵(右)両副会頭

奄美大島商議所
「市民や観光客集うまちづくりを」

奄美大島商工会議所は18日、奄美市名瀬の同会議所で臨時議員総会を開き、新会頭に有村修一氏(63)=有村商事㈱社長=を選任した。新会頭となった有村氏は19日、奄美新聞の取材に対し、「奄美地域の経済や住民が元気になれるような取り組みを推進していきたい」と抱負を語った。

同総会では会頭のほか、副会頭などの役員人事も行われ、副会頭には、大久保征男氏=㈱大久保商事代表取締役=(再任)と恵枝美氏=ライトベース㈲取締役=(新任)を選任、専務理事には川口智範氏が再任された。女性が副会頭に就くのは初めて。

有村新会頭ら新役員と2期6年の任期を終え退任した谷芳成前会頭は19日、奄美新聞社を訪問。谷前会頭は「任期中は大変貴重な経験をさせてもらい、感謝の気持ちしかない。これからは有村会頭のもと、これまで以上に奄美経済が発展するものと信じている。今後は一会員として奄美のために頑張っていきたい」と話した。

谷前会頭からバトンを引き継いだ有村新会頭は「商店街がにぎわい市民や観光客が集うようなまちづくりを目指したい。地元住民と観光客が安心して楽しめる環境を整えることで、地元商議所として、地域の活性化に貢献したい」と話した。女性で初めて副会頭となった恵氏(43)も「未来ある子どもたちが、将来に夢を持って住みたいと思えるような街づくりを目指したい」と抱負を語った。