沖バス使って1日遠足

バスに乗り込む子ども達=27日、知名町=

和泊町放課後児童クラブ「のほほん」
プレゼント交換や動物園楽しむ

【沖永良部】和泊町の放課後児童クラブ「のほほん」のお別れバス遠足が27日、島内であった。町内の児童34人が参加。公園で遊んだり、動物と触れ合ったりして楽しんだ。

同クラブでは、1年間の活動の締めくくりとして、毎年お別れ遠足を実施している。今回、路線バスの一日乗車券(子ども500円)を使って周遊予定だったが、路線バスを運営する沖永良部バス企業団が児童らのためにと貸し切りバスを準備した。

和泊町を出発した子ども達は、知名町のフローラルパークで下車。友達と昼食を楽しんだ後、プレゼントの交換大会を行い、同クラブの活動で制作したキーホルダーに手紙を添えて交換した。

このほか、知名町余多字にあるミニ動物園「MAEKEN・ZOO」に立ち寄り、ヤギやウサギ、ポニーなどの動物と触れ合った。

碇山奈央さん(11)は「みんなで一緒に研修センターで遊んだのが良い思い出。最後に遠足が出来て良かった」と話した。

同クラブでは、新型コロナウイルスの影響で休校措置が取られていた3月2~15日の期間も開所。9~13日の間は、保護者の負担を減らそうと町内の事業所と協力して子ども達に100円で弁当を提供した。

同クラブの瀬川兼代代表(67)は「大変な時期に、多くの大人が子ども達のために協力してくれた。感謝している」と話した。