秋名バラ柄手拭い、布マスク販売

秋名バラ柄の手拭いと布マスク販売を始めたEmore秋名の村上裕希代表(右)、森吉喜美惠理事

龍郷町「荒波龍美館」 Emore秋名

 龍郷町秋名・幾里地区を拠点に地域活性化に向けて活動している一般社団法人Emore秋名=いもーれあきな=(村上裕希代表理事、メンバー13人)は、指定管理者の指定を受けて運営準備をしている「龍郷町立荒波龍美館~荒波のやどり~」(幾里地区)の施設内で5月中旬から「秋名バラ柄の手拭い」「秋名バラ柄の布マスク」の販売を始めた。

 宿泊・飲食・体験メニューの拠点と位置付けた複合施設「荒波龍美館~荒波のやどり~」は、同法人が運営する3棟目の施設として期待され、6月オープンを目指して準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの影響で宿泊客の予約受付をストップせざるを得なくなっているほか、飲食スペースの開店時期もめどが立たない状況が続いている。

 そのような中で、手拭い、布マスクの販売を計画。「秋名バラ柄の手拭い」は、1枚1200円で販売。「秋名バラ柄の布マスク」(M、Lサイズ、色2種類)は、1枚880円で店頭販売しているほか、インターネット販売もしている。

 村上代表によると、手拭いは、当初スタッフの「頭巾」として利用する予定だった。布マスクは、4月中旬ごろから試作品作りを始め、嘉渡集落住民の協力も得た。

 「周辺地域の住民がふらっと施設を訪れ、『(運営開始が)いつから始まるの?』と質問を受けた。布マスクは50枚以上作った。施設見学の際に買っていく住民もいた」(村上代表)。

 村上代表は「(コロナの状況を見ながら)今やれること、今後やれることを見極めながら対応を判断していく」としている。

 同法人では、事業の一つとして「クラウドファンディング」(不特定多数の人々からネット経由で資金調達呼び掛け)の募集を5月1日から開始した。