奄美市笠利町 金婚祝い記念寿詞贈呈

結婚から50年以上を共に過ごし、金婚記念寿詞の賞状を受け取る夫婦ら

結婚50年以上の16組 苦楽共にした夫婦の節目祝う

 「いい夫婦の日」(11月22日)を前に、奄美市笠利町の農村環境改善センターで20日、金婚記念寿詞贈呈式があった。同町の結婚50年以上の夫婦16組が出席、半世紀に渡り二人三脚で歩んだこれまでを振り返り、長年苦楽を共に過ごした夫婦の節目を祝った。

 式典は同市老人クラブ連合会笠利支部が主催、赤﨑重雄支部長や東美佐夫副市長ら、地域住民や市職員らが出席した。赤﨑支部長は「半世紀以上の長い間、互いに励まし、助け合ってきたことは素晴らしいこと。これからも二人で手を取り合って、健康寿命を維持しながら地域のためにも頑張ってください」などと祝福。各夫婦に記念寿詞の賞状と記念品を手渡した。

 東副市長も「半世紀をともに過ごす中では様々なご苦労もあったと思います。これからも健康に留意し、奄美市を末永く導いてください」などと述べた。祝宴ではシマ唄による祝唄や祝舞などのステージのほか、市職員による落語も披露された。

 今年、結婚50年を迎えた同町喜瀬、山下茂樹さん(72)は「若いころは転勤ばかりで、妻には苦労ばかりかけた。これからは夫婦一緒にいろんなことを楽しみたい」と話し、妻美枝子さん(72)も「いろいろあったけど、元気でいられるのが一番。孫の成長を楽しみに、お互いに元気で長生きできたらいい」と笑顔で話した。