全生徒らと交流し励ました元横綱武蔵丸や下柳阪神元投手、重田氏=30日、東天城中
「夢叶える努力を」
元横綱武蔵丸や下柳阪神元投手
【徳之島】大相撲武蔵川部屋の元横綱武蔵丸(年寄・武蔵川)とプロ野球阪神タイガースの下柳剛元投手(野球解説者)の2人が30日夕、天城町出身の事業家の肝いりで徳之島町立東天城中(石塚宏校長、生徒数47人)を訪問。全生徒にひとことスピーチで激励のエールを送るなど交流した。
交流会をお膳立てしたのは、米国を中心にレストランチェーン店を展開する天城町出身の事業家重田光康氏(48)=ロサンゼルス在住。昨年2月、友人の下柳さんを講師に天城町で少年野球教室も開いた。今回は元武蔵丸も伴い、全国少年相撲大会などで活躍するなど大器の片鱗をうかがわせている東天城中3年の徳田龍大郎君(15)=189㌢、125㌔=への〝ラブコール〟的意味合いもこめての訪問に。
体育館であった交流会で、全米空手道大会元チャンピオンでもある重田氏は「反省と後悔。反省は一生懸命やった人に与えられる言葉。後悔は、やろうと思ったがやらずに中途半端に終わった人。反省からは次の1歩も生まれる。自分の夢に向かって、何ごとにも一生懸命に努力して欲しい」。
元横綱や下柳元投手も「夢を叶えるにはまず口に出して周りに伝える。努力をしなければならなくなる。そしてギブ・アンド・テイク。夢を叶えるには努力や感謝など、何かを差し出さないと実現できない。止める理由よりも続けるための理由を考えよう」とアドバイスした。